基本編

FXの5つのリスク

FXの5つのリスク

FXは元本が保証されている取引ではないためリスクについては知っておく必要があります。投資にはリスクはつきものですがFXも例外ではありません。知らなかったでは後ほど困惑しますので、これからご紹介する5つのリスクをしっかり理解したうえで取引をしましょう。

 

為替変動リスク

為替相場は値幅制限もないため、短期間で大きく変動することもあります。それが利益になれば良いのですが、予想とは逆に動いてしまった場合は大きな損失にもなりかねないので対策はしっかりしておきましょう。

なお、FX会社には「ロスカットルール」という投資家が安全に取引を行えるルールが設けられていて、このルールのおかげで、一定以上の損失が出た場合に、それ以上損失が拡大しないようになっています。
つまり投資家の資金を守ってくれるのがこのロスカットルールなのですが、ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資金以上の損失が発生する可能性があることには注意しましょう。

金利変動リスク

FXの利益の出し方には、値動きによるものとは別にスワップポイントによる利益の出し方があります。スワップポイントを目的としてFXを始める人も多いかと思いますが、スワップポイントは各国の金利政策を反映しておりますので金額は日々変動しています。また取引の仕方によっては受け取るはずのスワップポイントを支払うことになる場合もありますので注意が必要です。日々のスワップポイントの金額は各FX会社がスワップカレンダーを開示していますので確認するようにしましょう。

流動性リスク

FXでは注文は条件が揃えばすぐに約定されるのが当たり前ですが、ごく一部のマイナー通貨の場合はそうでないこともあります。売買は基本的に買いたい人と売りたい人がいて成り立ちますので、よほど流動性がない状態の通貨ペアがあれば売買を維持できないこともあります。それが万が一、持っているポジションを決済できないとなると大問題です。取引をするときはなるべくメジャーな通貨ペアを選択した方が良いのかもしれません。

オンラインリスク

今やスマートフォン1つでFXができるようになっているので、このリスクはとても注意しなければなりません。為替には直接関係はありませんが、万が一、取引に使っているパソコンやスマートフォンが壊れたり電池が切れたりしたとき、決済したくてもできないということもあります。そういった事態に備えて常にOCOで決済注文を入れておくなどして対策を講じておきましょう。

信用リスク

当サイトで紹介するFX会社のほとんどは、店頭FX取引です。つまり、取引所で行なわれる証券取引や先物取引などとは異なり、FX会社が取引における投資家(ユーザー)の相手方(カウンターパーティ)として行動する、相対取引によって行なわれます。

相対取引は証券取引や先物取引などの取引所取引と比べて規制が少ないため、それらとは異なる独自の規制に基づいて管理されます。そのような性質から相対取引では、取引の執行を当事者同士の信頼に依存する部分が取引所取引よりも多くなります。投資家(ユーザー)はFX取引を開始する前に、取引の性質とリスクについて理解する必要があります。