実践編

相場の動きはトレンドとレンジの2種類しかない!

相場の動きはトレンドとレンジの2種類しかない!

為替相場はトレンド相場(上昇もしくは下降の一定方向に進む動き)とレンジ相場(もみ合い)2種類しかありません。この2つの局面によって狙っていく戦略も大きく変わってきますので、エントリーをする前には、まず現在がトレンド相場かレンジ相場かどちらであるのかをしっかり見極めることが大切です。

 

トレンド相場の特徴

トレンド相場は上昇、もしくは下降の一定方向に進む相場を指します。トレードスタイルとしては、スイングトレードに適しています。戦略としては上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売りの「順張り」を基本とし、1度波に乗れば長期に渡り安定した利益が見込めます。トレンドかどうかを発生直後すぐに見極めるのは難しいですが、うまくいけば利益は非常に大きいですので何度もチャレンジすることから初めてみてはいかがでしょうか。トレンド相場は利益が大きく膨らむ可能性が高いので、仮にエントリーが遅くなってしまい一時的には含み損となってしまっても、大きなトレンドに乗っていればマーケットが助けてくれることもよくあるのでFX初心者・上級者問わず使っていきたい戦略です。

レンジ相場の特徴

レンジ相場はもみ合い相場とも言い、ある一定の値幅の中で上下を繰り返します。そのため、どこで買ってどこで売れば良いのかが分かりやすいという特徴もあるので、利益を積み重ねていくのには絶好の相場となります。トレードスタイルとしてデイトレードやスキャルピングに適しており、基本的に逆張りで対応します。またレンジ相場は日中に発生しやすい相場ですので、日中時間のある人はレンジの上限で売り、下限で買う取引を繰り返すだけでそれなりの利益が簡単に手に入るかもしれません。ただし、レンジ相場は1度ブレイクしてしまうともみ合った分だけ一気に勢いの増した値動きを見せる傾向にありますので、すべての取引に徹底した損切り注文を入れておく必要があります。FX初心者には利益の出しやすい相場環境であるとは思いますが、リスクも伴いますので注意が必要です。